壹
イベントと会場
AI Engineer Shanghai 2026 は 2026年11月5日(木)〜6日(金)開催、約800人規模のカンファレンス。Day 1 はオープンモデルとインフラ、Day 2 はエージェント・プロダクト・フィジカル AI がテーマで、夕方にはネットワーキングがある。
会場 — Hilton Shanghai Hongqiao
- 英語名: Hilton Shanghai Hongqiao(Hilton コード SHASHHI)
- 中国語名: 上海虹桥祥源希尔顿酒店 ※正式名に運営会社「祥源」が入る
- 住所: No. 1116 Hongsong East Road, Minhang District / 上海市闵行区红松东路1116号(近虹许路)
- 位置: 虹橋国際空港・虹橋火車駅から約 5km。浦東国際空港からは約 49km
- 最寄り駅: 10号線 龍渓路駅(徒歩 10〜15分)/ 15号線 姚虹路駅(約 1.3km、徒歩 15分強)。駅直結ではないため、駅からタクシーでワンメーター(14元)も現実的
同名注意 — 虹橋地区には紛らわしい Hilton が複数ある。Hilton Shanghai Hongqiao International Airport(虹橋空港 T1 直結)、Hilton Shanghai Greater Hongqiao、Hilton Garden Inn Shanghai Hongqiao NECC はいずれも会場ではない。タクシー配車時は住所「红松东路1116号」で指定すると確実。
貳
旅程 — 確定フライトとタイムライン
| 便 | 日付 | 区間 | 時刻 | 座席 |
| NH971 | 11/4(水) | 羽田 T2 → 浦東 T2 | 18:40 → 21:25 | 2D(ビジネス) |
| NH968 | 11/8(日) | 浦東 T2 → 羽田 | 02:35 → 06:15 | 3D(ビジネス) |
- 羽田は T2 発(ANA 国際線。ターミナルは搭乗2日前〜当日に公式サイトで最終確認する運用)。出国後 4F の ANA LOUNGE が使える
- NH968 の発時刻は季節改定のある便(過去に 01:50 / 02:15 の期あり)。e チケットの時刻が正。オンラインチェックインは 24時間前から
11/4(水)到着日 — 21:25 着から虹橋のホテルへ
| 時刻 | アクション |
| 21:25 | PVG T2 着陸、優先降機(サテライト S2 着の場合は APM で本館へ +5〜10分) |
| 21:40〜22:00 | 審査手前のセルフ指紋登録機(日本語表示あり)→ 入国審査で電子入国カードの QR を提示 |
| 22:00〜22:35 | (預け荷物受取)→ 税関 → 到着ロビー |
| 22:10〜22:45 | T2 1階・25番ドア付近の正規タクシー乗り場へ(24時間運用・待ち〜15分)。行き先はホテルの漢字住所を提示 |
| 23:10〜23:45 | ホテル着(230〜300元。23時以降は深夜割増)。就寝 24時前後 → 翌朝の会場はタクシー10分、9時開始に余裕 |
- 機場聯絡線の PVG 発最終は 22:15(2026年4月改正時点)。間に合う確率は手荷物のみで 25〜35%・預け荷物ありで 10〜20% → 「間に合ったら乗る」ボーナス扱いにして当てにしない。乗れてもタクシー直行と到着時刻はほぼ同じ(差は約200元の節約のみ)
- DiDi を使う場合は T2 の「网约车上车点」(P2 駐車場方面・徒歩5〜10分)から。約200元。ロビーで声をかけてくる「一口价」勧誘は白タクなので無視
- 荷物を機内持込のみにできれば全体が約20分速くなる
- Bonvoy アプリのチャットで「深夜チェックイン(23:30〜24:00 目安)」を事前連絡しておく
電子入国カードは今から登録できる — ANA 機内には紙の入国カードが搭載されていないという実測報告があり、事前登録が事実上必須。s.nia.gov.cn(日本語表示可・無料)で入国日の3ヶ月前から申請でき、発行された QR を保存・スクショしておく。
11/7(土)〜8(日)出発 — 02:35 発の赤目便
会議は 11/6(金)で終わるので 11/7(土)は丸一日フリー。夜の空港行きは鉄道が全滅する時間帯(機場聯絡線の虹橋発最終 22:00・Maglev 21:40)のためタクシー / DiDi 一択。
| 時刻 | アクション |
| 日中 | 市内観光(荷物はホテルに。宿泊の組み方はホテルの章) |
| 18:00〜20:00 | 市内で早めの夕食 = 機内で寝るための「最後のちゃんとした食事」。外灘夜景は 19:30〜20:30 がベスト |
| 20:30 | DiDi で虹橋のホテルへ戻る(30〜40分・60〜80元)。荷物回収・身支度 |
| 22:00〜22:15 | ホテル発(タクシー/DiDi 45〜60分・約200元。22時台乗車なら深夜割増をほぼ回避) |
| 23:00〜23:15 | PVG T2 着 |
| 23:35 | チェックインカウンターオープン(出発3時間前)。ビジネス優先レーンへ。締切は 01:35 |
| 〜00:30 | 出国審査・保安検査を抜ける(深夜でも 30〜60分。二次審査に回ると延びる) |
| 00:30〜02:05 | ラウンジ(下記)→ 02:05 頃搭乗開始 |
| 02:35 | 出発 → 06:15 羽田着。日曜を丸ごと使える |
深夜の PVG T2 ラウンジ事情
- ANA 指定はエアチャイナラウンジ(No.71): D71-75 ゲート付近。ヌードルバー・シャワーあり(1室のみで待ちがち)。ただし営業は 5:00〜翌1:00 頃で、02:35 発の搭乗開始前に閉まる可能性が高い。入室時に閉館時刻を確認する
- Priority Pass があれば No.72 吉祥航空 / No.77 東方航空ラウンジ(いずれも24時間営業)が閉館後の待機場所になる。Marriott プラチナ資格ではラウンジには入れないため、楽天プレミアム等の PP を持っているなら持参
- 機内食は「食事なし」を選択可。飛行3時間弱しかないので、地上で食事を済ませて離陸後すぐ寝るのが正解
參
空港から会場へ
フライトは浦東(PVG)イン・アウトで確定(当日のタイムラインは「旅程」の章)。この章は移動手段の一般リファレンス。会場自体は虹橋空港の「隣町」(タクシー15分)で、PVG からは機場聯絡線が虹橋まで40分で直結する。
浦東 (PVG) からの移動手段比較
| 手段 | 所要 | 料金 | 評価 |
機場聯絡線本命 Airport Link Line・2024年末開業 |
虹橋まで約40分 +タクシー15分 |
26元+約25元 (計 約1,050円) |
15分間隔で虹橋T2直結。PVG 発の最終は 22:15(2026年4月改正時点・要直前確認) |
| タクシー / DiDi |
60〜90分 |
昼 約230元(4,800円) 深夜 約290元(6,100円) |
22時以降着なら実質一択。23時〜5時は正規料金でも3割増 |
| 地下鉄2号線→15号線 |
100〜120分 |
8〜9元(約190円) |
最安だが荷物持ちには長丁場。広蘭路駅で同一線内乗換あり。終電 22:30頃 |
| Maglev(リニア)経由 |
80〜90分 |
50元+地下鉄5元 (約1,160円) |
300km/h 体験は8分だけ。龍陽路は市の東端で虹橋へは遠回り。話のネタ用 |
| エアポートバス(機場一線) |
約90分〜 |
30元(約630円) |
連絡線終電後〜23時の保険。渋滞の影響大 |
推奨ルート — PVG 着後「Airport Link Line」のサインに従い機場聯絡線で終点・虹橋2号航站楼駅へ(26元、Alipay/WeChat の QR で乗車可)。着いたらタクシー乗り場 or DiDi で「红松东路1116号 希尔顿酒店」まで約15分・20〜30元。
虹橋 (SHA)・虹橋火車駅からの場合
- タクシー / DiDi: 約15分・20〜30元(420〜630円)。これが最も現実的
- 地下鉄: 10号線で 3〜4駅の龍渓路駅下車(3〜4元)→ 徒歩10〜15分
- 約5km あるので徒歩圏ではない
タクシーの注意 — 白タク回避
- 到着ロビーで声をかけてくる人物は全員無視。正規の3倍近い「定額」を吹っかける客引きが税関出口〜乗り場間に立っている
- 「Taxi」サインに従い屋外の公式乗り場へ。係員が車を割り当て、車両番号入りの伝票をくれる
- DiDi は Alipay アプリ内のミニプログラムから中国の電話番号なしで配車できる(詳細は決済の章)。空港では DiDi 専用ピックアップポイントの表示に従う
- 運賃体系: 初乗り14元/3km、以降2.7元/km、10km超は約4元/km、23時〜5時は3割増
肆
ホテル — マリオット優先
Bonvoy 泊の本命は Renaissance Shanghai Hongqiao(旧・上海マリオット虹橋、2026年1月リブランド)。会場までタクシー約10分で、ラウンジとプラチナ朝食の実績がある。ただし——
最重要: CIIE と日程が完全に被る — 中国国際輸入博覧会(CIIE 2026)が 11月5〜10日、会場すぐ近くの NECC(国家会展中心)で開催される(出展3,600社・来場40万人規模)。虹橋エリアのホテルは毎年この週に高騰・満室化する。キャンセル無料レートで今すぐ確保し、ai.engineer 側の公式ホテル案内が出たら比較して片方を落とすのが定石。NECC 至近の格安系列(Courtyard / Aloft / Moxy 等)は CIIE 直撃地帯なので今回は非推奨。
宿泊日程の組み方 — 4泊通し(11/4〜8)を推奨
- 推奨: 4泊通し予約。復路が 11/8 深夜 2:35 発なので、11/7(土)の夜 23時頃まで部屋を使えると荷物・シャワー・出発前の休憩が1手で解決する。CIIE の価格カーブは開幕前日(11/4)がピークで、11/7 泊は相対的に安い(2023年の実証分析: 高級ホテルは開幕前日に平常比 +22〜25%、会期後半に急落)。3泊+1泊の分割予約は部屋替えリスクがあるので通しで取る。実測(2026-08-07)では 11/7 泊を足す差額は 1,283元 ≈ 約2.7万円(現時点は全泊フラット料金)
- 次点: 3泊+プラチナ 16時レイトチェックアウト。英語版規約では保証特典(リゾート・コンベンションホテル等は除外。Renaissance 虹橋が除外指定かは未確認)。CIIE 満室週は現場が渋る典型条件なので、予約時の特記+チェックイン時の口頭確定が無難。チェックアウト後の当日荷物預かり(夜回収)は外資系ホテルの標準無料サービス
- バックトラック回避の変化球: 最終日に荷物ごと市内へ出て手荷物預かり「存知己」(南京東路店・外灘徒歩5分・〜22:30 営業、スーツケース 20元/日)に預ければ、虹橋へ戻る往復約40分を消して、外灘夜景 → そのまま PVG 直行ができる
Bonvoy 候補(会場から近い順)
| ホテル | 会場から | ラウンジ / プラチナ特典 | 通常期目安 |
Renaissance Shanghai Hongqiao本命 上海虹桥万丽酒店・虹橋路2270号。旧マリオット虹橋 |
約3km・タクシー10分 10号線 龍渓路駅 徒歩5分 |
ラウンジあり(1F)。プラチナのラウンジアクセス+朝食提供の実績記録あり |
実測 1,282元/泊(税込) 4泊 5,130元 ≈ 10.8万円 |
Fairfield by Marriott Shanghai Hongqiao 青杉路369号 |
約3km・タクシー10分 10号線 紫藤路駅 0.6km |
ラウンジなし。予算重視・泊数稼ぎ向け |
6千〜1.4万円 |
Le Méridien Shanghai, Minhang対抗 上海闵行艾美酒店・漕宝路3199号 |
約5km・タクシー15分 9号線 七宝駅 0.7km |
ラウンジあり(12F・プラチナ+同伴1名無料明記)。ラウンジ・朝食の評判はエリア随一 |
1.6万〜3.1万円 |
| 会場 Hilton Shanghai Hongqiao に泊まる |
移動ゼロ |
Bonvoy 対象外。Hilton ステータスがなければ朝食有料。夜のネットワーキング後が最も楽 |
1.4万〜3.8万円 |
※Renaissance は 2026-08-07 に marriott.com で当該日程(11/4〜8)を実測: デラックス(キング/ツイン)フレキシブル会員レート税込 1,282元/泊・全泊フラット、11/3 までキャンセル無料。朝食付きレートは 4泊で +191元。エグゼクティブ(ラウンジ確約)は税込 1,725元/泊。他ホテルは通常期の掲載目安で、CIIE 週の高騰・満室リスクは残る。
市内中心部に泊まって通う案
- JW Marriott Tomorrow Square(人民広場駅240m、目安4.7万円〜)や The St. Regis Shanghai Jingan(南京西路駅490m、3.5万円〜)はいずれも会場までタクシー30〜45分/地下鉄約1時間
- 朝9時開始+夜ネットワーキングの2日間には不向き。観光目的の前後泊を市内でやる方が合理的(例: 会期中は虹橋泊→会期後に静安・外灘泊へ移動)
Bonvoy 離脱・転籍に注意
- 旧 Sheraton Shanghai Hongqiao → 錦江系列へ転籍済み。Bonvoy 対象外
- 旧 Renaissance Shanghai Yangtze(延安西路)→ Radisson Collection へ転籍済み。対象外
- 古い記事・地図アプリには旧名称が残っているので、必ず Bonvoy アプリ/marriott.com 上で予約する
予約の注意
- チェックイン時にパスポート原本提示が必須(公安への宿泊登録をホテルが代行)
- フレキシブルレートの無料キャンセル期限は到着24〜72時間前が標準だが、CIIE 週は特別レート(プリペイド強制・最低泊数条件)になる可能性があるので規約を個別確認
- CIIE 週はスイートアップグレードの期待値は下げておく(稼働率が極めて高い)
伍
地下鉄の乗り方
運賃は距離制で市内 3〜6元(63〜130円)と激安。Alipay の乗車コードで改札をそのまま通れるので、切符を買う必要はほぼない。
基本の流れ
- 駅入口で手荷物 X 線検査(全駅・スーツケースも通せる。1〜2分の余裕を見る)
- Alipay ホームの「Transport」(乘车码)をタップ → 位置情報から上海メトロ用 QR が自動生成
- 改札のスキャナに画面をかざす(1〜2秒静止、画面輝度は最大に)。入場・出場の両方でスキャンし距離運賃が自動精算
運賃と切符
| 種類 | 価格 | 備考 |
| QR 乗車(距離制運賃)推奨 | 3元〜(初乗り6km) | 市内移動は 3〜6元、市域横断でも 8〜9元 |
| 片道券(単程票) | 3元〜 | 券売機・窓口。2024年から窓口で海外カード購入も可 |
| 1日券 / 3日券 | 18元 / 45元 | 初回改札から24 / 72時間乗り放題。1日6乗車以上しないと元が取れない |
| 上海公共交通カード(物理) | デポジット20元+チャージ | スマホ障害時の保険。駅窓口・コンビニで購入、返却でデポジット返金 |
日本との違い・注意点
- 終電が早い: 運行はおおむね 5:30〜22:30/23:00 頃。夜の会食後は駅頭掲示・アプリで終電を確認
- ラッシュ(7:30〜9:30 / 17:30〜19:00)は主要路線が非常に混雑
- 地下では電波が途切れやすい。改札前に QR 画面を表示しておくのを習慣に
- 駅ナンバリング・英語表記は整備済みで路線把握は容易。WeChat Pay の乗車コードも予備としてセットアップしておくと安心
- 上海メトロ公式アプリ「Metro大都会」は外国人でも使えるようになったが中国語中心。Alipay で足りる
会場への地下鉄 — 会場最寄りは 10号線 龍渓路駅(徒歩10〜15分)/ 15号線 姚虹路駅(徒歩15分強)。市内中心部(南京西路・静安寺方面)へは 10号線が直通で 20〜30分、外灘方面(南京東路)へは 2号線・10号線で 30〜40分が目安。
陸
決済 — Alipay と WeChat Pay
都市部はほぼ完全な QR 決済社会。Alipay を主、WeChat Pay を副、物理クレカはホテル用、現金 300〜500元 を保険の4段構えが正解。すべて日本出発前にセットアップを済ませること。
出発前のセットアップ(最重要)
- Alipay(国際版・16言語対応)をインストール → 日本の電話番号で登録
- Account → Bank Cards → Add Card で Visa / Mastercard / JCB / AMEX 等を紐付け(AMEX は通らないカードの報告あり。Visa/MC を最低1枚)
- パスポートで実名認証まで完了させる(未認証だと年間 2,000 USD 上限)
- WeChat Pay も同様に Me → Services → Bank Cards でカード追加(予備)
- カード会社側で海外利用・非対面取引がブロックされていないか確認(3Dセキュア失敗が典型トラブル)
手数料のルール
| 取引額 | 海外カード手数料 |
| 1回 200元(約4,200円)以下 | 無料 |
| 200元 超 | 取引全額に 3% |
- 地下鉄・タクシー・食事など日常決済のほとんどは 200元以下に収まり実質手数料ゼロ
- 会食などで超えそうなときは分割して 1回 200元以下に収めると手数料ゼロ
- 取引上限: 1回 5,000 USD / 年間 50,000 USD 相当(実名認証済みの場合)
どこで何が使えるか
- QR(Alipay/WeChat): ほぼ全店。屋台・食堂・自販機・タクシーまで
- 物理クレカ: 外資系ホテル・大型モール・高級レストランのみ。中小店では端末があっても海外カードは通らないことが多い
- 現金: 受け取り拒否は違法なので最後の保険になる。空港両替か ATM で 300〜500元 程度用意
DiDi(タクシー配車)も Alipay 内で完結 — Alipay の検索から「DiDi」ミニプログラムを開けば、中国の電話番号なし・追加登録なしで配車できる。英語 UI の DiDi International アプリを別途入れてもよい。目的地は漢字入力が確実で、ピンは建物中央でなく入口ゲートに置くと精度が上がる。
柒
入国・通信・実務
入国 — 日本人は30日以内ビザ不要
- 短期滞在ビザ免除は 2026年12月31日まで延長済み。商用・観光が対象で、カンファレンス参加も含まれる(2026年11月の渡航は対象内)
- 電子入国カード(Arrival Card): s.nia.gov.cn(日本語表示可・無料)、アプリ「移民局12367」、Alipay/WeChat ミニプログラムから入国日の3ヶ月前より事前申請できる。ホテル名・住所を用意し、発行された QR を保存。ANA 機内に紙のカードは無い実測報告があるため事前登録が事実上必須。有料の代行サイトは全て詐欺
- 入国審査で指紋10指+顔写真の採取あり(14〜70歳)
- パスポート残存は公式要件が不明瞭のため 6か月程度を推奨(要確認)
- ホテルの宿泊登録(法定義務)はチェックイン時のパスポート提示でホテルが代行。旅行者はパスポートを出すだけ
通信 — Gmail / Slack / GitHub を使うために
中国国内回線(現地 SIM・ホテル/会場 Wi-Fi)では Google 全サービス・LINE・X 等が遮断される。Slack / GitHub も不安定。回避策は「日本経由で外に出る回線」を持ち込むこと。
| 手段 | 評価 | 備考 |
| 日本キャリアのローミング最も確実 | Gmail / LINE / Slack がそのまま使える | データが日本経由で出るため検閲対象外。ahamo は追加料金なし(30GB内・海外15日制限あり)、SoftBank 海外あんしん定額 等 |
| 香港ゲートウェイ型 eSIMコスパ | VPN 不要で Google が使える | Ubigi / Airalo / Holafly 等。出発前に購入・開通確認まで必須(現地でのセットアップは規制下で困難) |
| ホテル Wi-Fi + VPN | 補助・非常用 | Hilton でも回線は中国系 ISP で検閲対象。VPN は出国前インストール必須、ポータルログイン後に接続 |
- PC 作業はスマホのテザリング経由にすれば PC からも Gmail / Slack / GitHub に届く
- ローミング+eSIM の両方を用意しておくと冗長化できる(推奨)
- 地図は中国内で Google Maps がずれるため、高徳地図(Amap)か Apple Maps を併用
11月上旬の気候・その他
- 気候: 13〜20℃前後、朝晩は10℃以下の日も。晴天が多く旅行には良い時期。秋服+ジャケット/コート、着脱しやすい重ね着で
- チップ: 不要(タクシー・レストラン・ホテルとも)
- 電源: 220V/50Hz。日本の平行2ピンがそのまま挿せる口が多く、スマホ・PC 充電器は 100-240V 対応ならそのまま使える。マルチ変換プラグを1個持参すると安心
- タクシーでの行き先: 英語はほぼ通じない。漢字で見せるのが鉄則(会場は「上海虹桥希尔顿酒店 闵行区红松东路1116号」)
- 緊急連絡先: 在上海日本国総領事館 +86-21-5257-4766(邦人援護 +86-21-6209-2664)/ 警察 110・救急 120
捌
上海中心部のスポット
虹橋からは地下鉄2路線が観光のゴールデンルート。2号線は 静安寺→南京西路→人民広場→南京東路(外灘)→陸家嘴 を一直線、10号線は 交通大学(武康路)→新天地→豫園 を一直線に結ぶ。いずれも 25〜40分圏。
定番スポット
| スポット | 見どころ / メモ | 最寄駅 | 虹橋から |
| 外灘(バンド) | 欧風建築群×対岸・陸家嘴の摩天楼夜景。ライトアップは18〜22時、23時前後に一斉消灯するので遅すぎ注意。11月は18時に完全な夜景 | 2/10号線 南京東路 | 35分 |
| 豫園・豫園商城 | 明代の江南庭園+土産・食べ歩き街。庭園は繁忙期40元・時間帯別入場制で事前予約が安全。庭園は夕方閉園、商城は夜も賑わう | 10号線 豫園 | 30分 |
| 南京西路・静安寺 | 高級商業エリア。金色の大寺院・静安寺(50元、金土は夜間ライトアップ)。テック旗艦店密集地帯(下記) | 2/7号線 静安寺 | 25分 |
| 新天地 | 石庫門長屋をリノベした洒落たレストラン・バー街。夜が本番。ディナーと組み合わせて | 10/13号線 一大会址・新天地 | 25分 |
| 田子坊 | 路地裏リノベの雑貨・ギャラリー迷路。新天地から徒歩15分 | 9号線 打浦橋 | 35分 |
| 武康路・旧フランス租界 | プラタナス並木と洋館の散歩道、名物・武康大楼。会場から最も近い「上海らしい」エリアで平日夜・朝にも組みやすい | 10/11号線 交通大学 | 15分 |
| 陸家嘴・上海タワー | 632m の展望台(118/119階、約180元・要パスポート)。日没前に上がり夜景まで粘るのが定石。〜22時 | 2号線 陸家嘴 | 40分 |
※虹橋からの所要は路線図ベースの概算。
テック系スポット — AI エンジニア向け
- Unitree 具身知能体験店(南京西路・久光百貨2F、静安寺駅そば): 2026年5月開業のアジア初ロボット体験店。ヒューマノイド・四足ロボの実機展示。最優先で行く価値あり
- Apple 静安店(静安寺駅前): アジア最大規模、Foster+Partners 設計の円形ガラス建築自体が見もの
- ファーウェイ世界最大旗艦店(南京東路): 築85年のアールデコ建築に約5,000㎡。HarmonyOS デモ、AITO の EV 展示。外灘散策とセットで
- EV ショールーム: NIO House(静安・石門一路)、小米汽車体験店(静安大悦城ほか)が南京西路圏に集積
- 朶雲書院(上海タワー52階): 地上239m の「天空書店」。入場無料・窓際席は1ドリンク制で、展望台より安く夜景を見る裏技
- 上海蔦屋書店(上生新所): 1924年築の旧米国人クラブをリノベ。10号線沿線で虹橋から近い
- teamLab Borderless Shanghai(黄浦浜江): 平日229元、〜21:30。夜枠なら観光後にも組める
- なお「上海の秋葉原」だった徐家匯の電脳街は再開発と EC 化で事実上消滅。部品市場体験は期待せず、旗艦店巡りが上海流
夜の過ごし方と治安
- 黄浦江ナイトクルーズ: 45分〜1時間で両岸の夜景を一度に。消灯前の 19〜21時台に乗る。日本の予約サイト経由で 4,000円弱の例
- ルーフトップバー: VUE Bar(ハイアット・オン・ザ・バンド 32/33F、入場約100元・1ドリンク込み)、Flair Rooftop(リッツ・カールトン浦東 58F)など
- 治安: 大都市としては良好。ただし南京東路・外灘での「お茶詐欺」(学生風の英語での声かけ→高額請求)、客引きバー、観光地のスリに注意。声をかけてくる相手について行かない。深夜帰りは DiDi が無難
滞在プラン例
- カンファレンス両日の夜: 老外街(ホテル徒歩圏・グルメの章参照)or The Hub でディナー
- フリー日 1: 豫園(午前・要予約)→ 小籠包ランチ → 外灘散策 → 上海タワー or 朶雲書院 → 夜景クルーズ → 上海蟹ディナー(要予約)
- フリー日 2: 武康路・旧租界散歩 → 蔦屋書店 → 静安寺+Apple+Unitree(南京西路)→ 新天地ディナー → ルーフトップバー
玖
グルメ — 11月は上海蟹の季節
上海蟹はメスが10月・オスが11月に最盛期を迎える。11月上旬の渡航はまさにドンピシャなので、蟹の名店だけは事前予約を。
上海蟹 要予約
- 成隆行蟹王府(九江路・南京東路駅近く): ミシュラン1つ星の蟹専門店、陽澄湖に直営養殖場。酔っ払い蟹98元・蟹味噌かけご飯158元などの単品から、蟹コースは1人500〜800元級
- 王宝和酒家(福州路・人民広場近く): 1744年創業の「蟹大王」。蟹宴コース1人350元前後、蒸し蟹単品150元程度
- 予算を抑えるなら、本帮菜の店で「蟹粉豆腐」「蟹粉小籠」など蟹味噌料理を単品で頼む手もある
小籠包・生煎
- 南翔饅頭店(豫園本店): 1900年創業の小籠包の代名詞。常時行列で、7:30の開店直後〜8:30 までに行くのが鉄則。1階テイクアウトと2階以上の店内飲食で別体系
- 佳家湯包(黄河路店・人民広場徒歩5分): 地元客に支持されるローカル名店。蟹味噌小籠が名物、1籠20〜40元目安
- 小楊生煎(市内約300店): 皮モチモチ・スープたっぷりの生煎(焼き小籠包)チェーン。4個15元前後で朝食にも
- 大壺春: スープなし派の老舗生煎。豫園近辺で南翔と食べ比べも
上海料理(本帮菜)・火鍋
- 老吉士酒家(天平路・旧フランス租界): 家庭派本帮菜の代表格。紅焼肉(豚角煮)・油爆蝦が定番。小さい店で大人気のため要予約
- 圆苑(淮海路): 紅焼肉で有名な上品系。1人150〜250元目安
- 上海老飯店(豫園そば): 八宝鴨など古典上海料理の老舗大型店。観光動線に乗せやすい
- 海底撈火鍋: 深夜営業店が多く遅い到着日の夜に最適。食事時は1時間待ちも普通なので大衆点評アプリで整理券を
会場周辺(虹橋)のディナー
- 老外街 Laowai Jie・虹梅路3338号: 会場ホテルから約500mの国際飲食街。約40店が並び、テラス席でビールが飲める。外国人経営店が多く英語が通じやすい。カンファレンス夜の「近場で一杯」に最適
- The Hub(虹橋天地): 虹橋火車駅直結の大型モール。80店超のレストラン+フードコート。北京の老舗しゃぶしゃぶ東来順も入居。会食にも使いやすい
食の実務
- 夕食は早い: ディナーのピークは18:00〜19:30、22時前後に閉まる店が多い。遅くとも20時には入店を。深夜は海底撈や小吃街が受け皿
- 大衆点評アプリ: 店探し・口コミ・人気店の整理券(排号)取得までこれ1本。中国語 UI だが翻訳ボタンあり
- QR 注文: ローカル店はテーブルの QR をスキャンして注文するのが標準。詰まったら「纸质菜单(紙メニュー)」と店員に頼めば大抵対応してくれる
- 英語メニューはホテル・新天地・外灘・The Hub 周辺なら期待できる。ローカル食堂はカメラ翻訳で戦う(オフライン中国語辞書を事前 DL)
拾
出発前チェックリスト
- ホテル予約 — 4泊通し(11/4〜8)をキャンセル無料レートで即確保(CIIE 高騰対策)
- 航空券 ✔ 確定済み(NH971 / NH968)。出発24時間前に ANA オンラインチェックイン、復路は機内食「食事なし」の選択を検討
- ホテルへ深夜チェックイン(11/4 の 23:30 頃着)の事前連絡(Bonvoy アプリのチャットで可)
- Alipay インストール+クレカ紐付け(Visa/MC 推奨)+パスポート実名認証
- WeChat Pay も予備としてカード紐付け
- カード会社の海外利用・非対面取引ブロック解除の確認
- 通信 — キャリアローミング契約 or 香港系 eSIM 購入・開通確認(出発前必須)
- VPN を保険として出国前にインストール
- 電子入国カードの事前申請(s.nia.gov.cn・無料)— 入国日3ヶ月前から可。QR を保存(ANA 機内に紙のカードは無い)
- Priority Pass の用意を検討(深夜の PVG で使える24時間ラウンジ用。楽天プレミアム等の付帯で可)
- アプリ — 高徳地図 or Apple Maps・大衆点評・翻訳アプリのオフライン中国語辞書
- 上海蟹の店(成隆行蟹王府 等)・老吉士の予約
- 現金 300〜500元 の用意(空港両替でも可)
- マルチ変換プラグ 1個
- パスポート残存 6か月程度あるか確認
- 豫園・上海タワー・teamLab など入場系の事前予約検討